クレジットカードはサインレスの時代に

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こんにちは。

昨年末のニュースですが、アメックスが全世界でクレジットカード利用時のサインを不要にするとのこと。

現在でも、お店によってはサイン不要(サインレス)にしてくれるクレジットカードはありますが、どのお店でもサインレスってのは初めてではないでしょうか?

クレジットカードは非常に便利で基本的には現金を使わないのですが、私がストレスなのは、暗証番号を入れたりサインをしたりする行為。

あれ、時間もかかるし面倒ですよね?
カード切ってパパッと支払いが完了しないものかと常々思っていたので非常に喜ばしいニュースです。

そもそもクレジットカードのサインは何のために必要なのか?

これは、売上票に記載されたサインを、お店側でカード裏面のサインと筆跡を比較して、本人の利用かどうかを確かめるために利用しています。
万が一盗まれたクレジットカードを他人に利用された場合、サインが異なる可能性が高いので、クレジットカードの不正利用を抑止することができる、というメリットがあります。

まあ、そもそも裏面のサインがなくてもクレジットカードを使えるお店もあるので、現状でサインがどこまで機能しているかは疑問ですが。

とは言いつつも、サインをもらって本人確認をするという行為が、不正利用に対して一定の効果があることは事実。
このサインを廃止するということは、より不正が行われる可能性が高くなるということになります。

上記だけを聞くと、「え、サインレスって怖い!」となりそうですが、アメックスというブランドホルダーが打ち出した施策なので、不正利用の可能性が高まるリスクをアメックス(ブランドホルダー)側で持つということなんでしょうね。

そもそも、オンラインの購入でクレジットカード決済をする場合はサインができないので、オンライン決済と同レベルの不正利用リスクになるだけと言えます。

また、ニュースでも『カードの不正利用の防止技術が向上し、サイン記入を必要としなくなった』と報じられていますので、サインレスにしたとしてもそれほど不正利用のリスクは高まらないんでしょうね。

AMEX以外のクレジットカードの状況は?

例えば、JCBですと、加盟店との契約およびその利用金額次第という状況です。基本的には、食料品などの少額決済の場合に許容するということなんでしょうね。
食料品もJCB|クレジットカードなら、JCBカード

VisaやMastercardは公式に明記されているwebページは見当たりませんでしたが、基本的にはJCB同様に加盟店契約と利用金額次第という状況みたいです。

今後はどうなるか?

前述の通りですが、クレジットカードを利用する側からみたら、面倒な手間が省けて非常に便利です。

クレジットカードが利用されるお店の立場で考えても、サイン確認を行う必要がなくなることで、その手間が省けることはもちろんのこと、サインのもらい忘れやサインの確認ミスのような場合にその不正利用のリスクを負う必要がなくなる、という点で非常にメリットが大きいですね。

また、クレジットカード会社の立場からみても、サインが必要なカードよりも、サインレスのクレジットカードを利用する、という意思が働くことになるため、より利用額が増加して利益も増加する。

ということで、関係者がみんなハッピーになる仕組みだと思いますので、非常にいいことですね!

他のブランドホルダーやクレジットカード会社も必ず追随してくることになると思いますので、他社の動きは今後ウォッチが必要です。