いい企業とは

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こんばんは。keisukeです。
 
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WIREDでこんな記事が。ちょっと気になったので取り上げてみます。
 
人気企業の秘密は「フィードバック」
アメリカで実施された「企業評価のランキング」で、amazon、Apple、Googleが、ベスト5に入ったという記事。
これらのテクノロジー企業がなぜ人気があるかというと、顧客からのフィードバックが反映されやすいから、とのこと。
 
確かに、こういうテクノロジー企業は、製品を一度リリースしても、ユーザーからの評価を元に製品の改善を加え、より良い製品を世に送り出す、というサイクルを繰り返しています。だから、ユーザーから見て、ユーザーの意見を聞いてくれる企業、という評価を受けユーザーからの評価が高くなる、という構造なんでしょう。
 
ところで、なぜこういったテクノロジー企業がランキングの上位を占めているのか?という点。
 
テクノロジー企業は、会社として若い企業が多いため、最近の「顧客志向」という思想が元々浸透している、という点もあるかと思います。
しかし、最も大きな要因は、そもそも提供している製品が、Webサービスであったり、ソフトウェアだったりと、形のあるものを製品としていないから、という点だと思います。
 
電化製品とか、車とか、形のある製品は、仕様が決まって一度作り始めたら途中で仕様を変更することが大変。できないわけではないですが、コストや期間の面で大きなデメリットが発生してしまうことになるため、しかし、形のない製品であれば、ソフトウェアを一部変更するだけで対応できたり、そもそも提供しているサービス自体を変更しやすい、という点もあるかと思います。
また、製品が完成して市場に出回ってから問題が発覚した場合も同じ。形ある製品だと、回収して修正して再配布するという莫大なコストが必要になるため、なかなかその問題を解決しようとしません。むしろ不具合ってことを認めないことすらある。
しかし、形のない製品であれば、Webからアップデートするだけでその問題を解消できる。
うーん、提供している製品しだいで、ここまでユーザー向けの対応って変わってしまうんですね。
 
と、いろいろ理由をつけてみましたが、Appleは形あるMacBookやiPhoneをユーザー向けに提供して、そして企業として評価されているわけですから、結局はその企業としての考え方が一番重要なんでしょうね。
 
今や衰退の一途を辿っている日本の電機業界の企業さんも、「顧客志向」という視点で是非自社を見直してみてはいかがでしょうか?